WSM社長兼現役レスラーの澤上マリ。
選手たちをかばうため普段から衝突することの多い上、セクハラを毅然と拒絶したため、助平オーナー(OTTO)から逆恨みを買っている。
オーナーの命令で、連日エッチなコスチュームでの試合を強要されているマリ(WSMでは月一ビキニデーがあるが、マリは毎日!)。今日のコスチュームはマイクロ・ビキニだ。
(くっ、何この水着。ほとんど裸じゃないの。助平オーナーめ、観客の前で私に恥をかかせようって魂胆ね。だけど、選手たちのためにも、これくらいで負けたりしないわよ。)
しみ一つ無い美しい肌と完璧なプロポーション。さらに決意を秘めた凛とした表情、まさにリングに降り立った女神の姿に、息を呑む観衆。
今日の相手は『デーモン・クロー』のマイケル&ベン(こちらは新顔)の巨漢二人組だ。
「へへへへ、社長。今日も凄い格好じゃないですか。もしかして露出狂?」
「くっ、オーナーの指示だって知ってるくせに。」
「さあ、どうだかねえ。へへへ。」
「あなた達、どちらか一人は早くコーナーへ下がりなさいよ!」
「それはできませんね、社長。2対1で痛めつけろってのがオーナー指示なんでね。それより、少し顔色が悪いんじゃありませんか。」
「何、言ってるの?」
ただでさえ忙しい社長業との兼務。オーナーの命令で、ここの所、ほとんど不眠不休でデスクワークも強要されているのだ。今日も二日連続の徹夜明けだ。
澤上マリを追い詰める二重三重のオーナーのいやがらせ。
がんばれマリ! WSMの全ては君の肩にかかってるんだ。助平オーナーのいやがらせなんかに屈しちゃだめだ!
| ホーム |