「こらっ! レフリーに手を上げるとは何事だ!」
勇希の肘鉄をくらった鳩尾をさすりながら、怒声を上げる保座四郎。
「何言ってるの、貴方、私の胸を触ったじゃないの? それに、えっ?」
「チャーーンス!」
一瞬、後方の四郎に気を取られた勇希にマグニフィセント・権三がタックルを仕掛ける。
故意か偶然か、勇希の下腹部に顔を押し付ける形となった権三。
「きゃっ! どこに顔押し付けてるのよ!」
「レフリーに逆らうと、こうなるんだ。良く覚えときな。」
権三のタックルで動きを止められた勇希を後ろから、抱え込む保座四郎。良いように勇気の右胸を揉みまくる。
一方、権三もやりたい放題だ。
「うっほう、これがアイドルの股間か。柔らかくて暖かい。クンクン、おおっ、汗のにおいも混じって良い香り。よーーし、舐めちゃうぞお。ペロペロぺロ。」
「いやあああ、止めて! お願い!」
そこへ漸く、息を吹き返したドン・ポーゴ。
「あれっ、ここはどこ? 何? どうして『Fairy You』の勇希ちゃんがいるの?」
「馬鹿者、何を寝ぼけとるんじゃ。早く、こやつを痛めつけるんじゃ!」
「何言ってるの? はっ・・・・、思い出した。今、『Fairy You』と試合してたんだ。」
どうやら、ドンは一時的な記憶喪失に陥っていたらしい。
「よーーし、いくよ! 勇希ちゃん!」
ドン・ポーゴのパンチが勇希の左乳房に炸裂!
ボスン、ボヨーン。
「あううっー!」
女性の急所の乳房を殴られたのだ。たまらず苦痛の悲鳴を上げる勇希。
「うひょー勇希ちゃんのおっぱい、凄い弾力!」
「こらっ、ドン! 真面目にやらんか!」
「はいはい、わかりましたよ。ゴンさん。」
(自分は勇希ちゃんのあそこ舐めてるくせに勝手だよなあ。)
権三に叱られたドンが、気を取り直して勇希のボディにパンチを次々と打ち込む。
ドスッ!
「ううっ!」
ドスッ!
「あうっ!」
ドスッ!
「ぐふっ!」
・
・
三流とは言え、男子レスラーのパンチがアイドルのボディへ叩き込まれるのだ。内臓が潰されるような激痛が勇希を襲う。
観衆の眼の前で、アイドルがエロ親父3人に良いように痛めつけられ、辱められる。こんな事がまかり通って良いのか?
| ホーム |