Aブロック1回戦第2試合には、WSMで今人気No.1タッグの『プリティ・ビースト』が登場。愛らしいコスチュームと爽やかなお色気でで、ちびっ子から中年男性まで幅広い人気の二人だが、いつもより露出度の高いコスチュームに、会場も一段と盛り上がりを見せている。
「キューティー、私この水着恥ずかしい。。。それにこんな肌を出した格好で男子レスラーと組み合えないよ。。。」
乳首のラインぎりぎりのハーフカップブラとビキニパンツ姿のワンダー・バニーが弱音をもらす。ワンダー・バニーことアリス・ローレンスは元々潔癖症で男性恐怖症なのだ。そのためレスリング技術は高いもののミックスファイト主流のWSMマットでは、いま一つ実力を出し切れない。
「僕は普段からビキニだから平気。アリス、僕にまかせといて。あいつ等ぶっ飛ばしてやる。」
(ほんとは、僕だってこんなマイクロビキニ恥ずかしいよ。)
パートナーを気遣い、強気の発言をするのは、キューティー・タイガー。健康的なムチムチボディを覆うのは、わずかな面積のマイクロ・ビキニだ。
対戦相手は『デーモン・クロー』からデビル・クラウンとベンのタッグだ。
デビル・クラウンは凶器、反則攻撃のスペシャリスト。かつて実力者のレディ・サンダーを媚薬責めで苦しめたこともある。
「ほほほ、今日はどうやってお嬢さんたちを楽しませてあげましょうかね。」
一方、ベンは異様なタフネスさを誇るSM両刀遣い。
「うおおっ、早くあのかわい子ちゃん達に蹴られたいぞ。」
女子レスラーにとっては、最悪、最凶の相手だ。
先発は、キューティー・タイガーとベン。
いつも真っ直ぐな全力ファイトが身上のキューティー。ベンを相手に力比べに挑戦だ。
「ぐへへへ、どうだ。」
「あううっ。」
流石のキューティーもスーパーヘビー級の男子レスラー相手では、分が悪い。手首の激痛に思わずうめき声をあげる。
一方、ベンは余裕の表情。
「しかし、エッチな体だなあ。へへへ。」
なんとか活路を開きたいキューティー・タイガー。ドロップ・キックで反撃だ。
「とうっ!」
抜群の身体能力を誇るキューティーのばねの効いた一撃に、さすがのベンも吹き飛ばされる。
がんばれ『プリティ・ビースト』。ちびっ子たちも応援してるぞ。『デーモン・クロー』になんか負けるな!
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